「みことばに従う人生」−土台をしっかりと− 2017 3/12 要約 ルカ6章46節―49節 港キリスト教会 

  「みことばに従う人生」−土台をしっかりと− 要約 ルカ6章46節―49節 港

 イエスは、「砂の上と岩の上に建てたふたつの家」のたとえを用いて、みことばに従うことの大切さを教えられた。
 第1は、みことばに従う人生は安定を得る。
なぜ、みことばに従う生き方は安定であるのか。それは、みことばの不変性(永遠に変わらないこと)にある。
「人はみな草のようで、その栄えは、みな草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」(ペテロ第一1章24、25節)
 今日の世界情勢は非常に不安定で混沌とし、多くの国々が戦争の火種を抱えている。決して日本も例外ではない。超高齢化、40%を占める非正規社員年金問題等様々な不安定な社会情勢がある。
 しかし、イエスは、世の移り変わりに目を留めるのではなく、いつまでも変わることのない神のみことばに目を留め、みことばに信頼することこそ揺るぎない人生の土台(安定)であると教えられた。

 第2は、みことばに従う人生は安心です。
詩篇119篇105節に、「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」とある。
 みことばは光である。そして、みことばの光は、私たちの足もと(日々の歩み)を照らすだけでなく、歩むべき道(人生行路)をも照らしてくれる。
 さらにみことば、この世にある目に見えないもの(物質的なものと霊的なこと)をも照らしてくれる。ですから、人生において起こる突然の災い、試練、悲しみ、辛苦といった闇に遭遇しても、神様は、励まし、慰め、平安というみことばの光を与えてくださる。
 もし、みことばから目をそらすなら、たちまち不安、恐れ、心配、落胆といった暗闇に包まれる。しかし、みことばに従う人生は、不安や恐れや心配といった闇に光が照らされて、たしかな安心(神からの平安)を手にして、地上の生涯とともに、天の御国をも目指して歩むことができる。

 第3は、みとこばに従う人生は安全である。
岩の上に建てた家に大きな災害が来ても、びくともしないで安全であったのは、まず土台とした場所の選び方が賢明であった。次に、土台づくりに多くの時間を費やし、汗を流し、心を注いだからである。私たちの人生の土台は大丈夫(安全)でしょうか。
「みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。」
ヤコブ1章22節)
 しっかりとした土台作りのために、みことばを読み、みことばを学ぶために時間(多少に関わらず)をとりましょう。そして、みことばに聞き、従うことによって、私たちの人生の安定と、安心と、そして、安全を確保するための土台をしっかりと築いていきましょう。
「みことばに心を留める者は幸いを見つける。主に拠り頼む者は幸いである。」(箴言16章20節)