2012年度 教会の目標

  『主の霊に満たされて、みことばを実践しよう!』
権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって」
    ゼカリヤ書4章6節


 「勤勉で、怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。」
    ローマ書12章11節 
 今世界は様々な危機的な状況に直面している。何よりも、世界経済の先行き不透明感である。特に今年はヨーロッパ危機の正念場を迎えようとしている。今後EUがどのように立ち直るかが、世界経済回復のカギを握っていると言える。さらに、世界的な異常気象と天災から来る不安感です。それらは多くの国で食糧危機をもたらし、多くの人命を脅かし、また奪うものである。昨年はわが国において1000年に一度と言われる大震災を被った。あまりにも甚大な被害のために復興のめどがなかなかつかない。さらに近い将来、私たちの国が大地震に見舞われるのではないかという恐れと不安に国中が包まれている。そのような中で、将来に一抹の不安を抱く人々がますます増えていくことは確かである。また今日における世界のグローバル化は「対岸の火事」ということわざを死語にしかねない。
今や世界は運命共同体の中に置かれていると言える。それは決して安心立命の運命ではなく、人類滅亡という終末的な運命である。聖書が語るように、まさに現代は「終わりの時代」である。しかしクリスチャンは、ある意味ではいかなる時代が訪れたとしても楽観主義者であると言える。なぜなら、クリスチャンの国籍は天にあるからです(ピリピ3章20節)。その幸いな地位と身分にふさわしい生き方についての指南は聖書にある。しかし、聖書に教えられている、あるいは聖書が命じていることを知っているだけでは、名だけのクリスチャンになりかねない。「みことばを聞くだけではなく、実行する者になりなさい(ヤコブ1章22節)と教えている。困難かつ試練の時代の中で、神のみことばに聞くだけでなく、実際に従うことこそ神様から祝福を受ける唯一の道である。
今年は「信仰の実践」を目標にしたい。ヨシャパテ王(南ユダの王)は、国力と人力に頼らず、ひたすら神様に助けを求めた。彼は危急の時に信仰を実践したのである。
その時、神の霊が一聖歌隊員のヤハジエルの上に臨んだ。主の霊に満たされたヤハジエルは「あなたがたは、このおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。」(第二歴代誌20章14節)と王や民を励まし、勇気づけた。その結末は南ユダ王国の大勝利であった。
神のみことばに立つとき、神の霊は大いなる助け手となってくださる。私の能力ではなく、主の霊によって、そして主の霊に満たされて、たとえ困難で厳しい時代(生活)の中にあっても、今年もみことばに従い、そして愛する主と、主の教会に仕えて行きましょう!