「主は何とおっしゃったのか」  ルカ8章22−26節 5/15(日) メッセージ要約 港教会にて

  「主は何とおっしゃったのか」  ルカ8章22−26節 5/15(日)

ある日、主イエスは弟子たちに「さあ、向こう岸に渡ろう!」と言われた。そこで、彼らは主と同船した。ところが、ガリラヤ湖特有の突風が吹き、舟が沈みそうになり弟子たちは恐怖に包まれた。ところが、事もあろうか主は、船尾でぐっすりと寝込んでおられた。弟子たちは、寝ておられた主を起こして、「私たちがおぼれて、死にそうになっているのに、あなたは何とも思われないのですか。」(マルコ4章38節)と訴えた。そこで、主は風と荒波を叱りつけると、風も波も収まり、大凪になった。この状況を見て弟子たちは、再度非常な恐れに包まれた。それで、主は弟子たちに「あなたがたの信仰はどこにあるのです」と叱責された。
思いがけない、あるいは危機的な出来事に遭遇すると、動揺して恐れや不安に包まれてしまうものです。しかし、そのような時こそ信仰が試される。
では、どのような状況にあっても、しっかりと信仰に立つためにはどうしたら良いのか。
信仰に固く立つために1つ目の大切なことは、主が語られたおことばを聞き、それをしっかりと握ることです(22―23節)。
 弟子たちにとって、主とともにいることが一番の安心であった。なぜなら、弟子たちはイエス様のなされた不思議なしるしを目の当たりで見て来たからだ。ところが彼らは、突風に襲われ、大きな恐れに包まれた結果、不可能を可能にされる主から目を離し、主が乗船前に「さあ、湖の向こう岸へ渡ろう」と語られた約束を忘れた。
 イエスの母マリヤの信仰に学びましょう。「主によって語られたことばは必ず実現すると信じきった人は、なんと幸いなことでしょう。」(ルカ1章45節)
次に、信仰に固く立つために2つ目の大切なことは、どんな時でも、どんなことでも主に熱心に求めることです。つまり祈り願うことです。(24節)
弟子たちは動揺して、取り乱した。しかし、主に助けを求めた結果、主は起き上がり荒れ狂う湖を静められたのです。同じように、私たちも様々な問題、困難、心配、不安の中におかれても主に求めるなら、主は私たちの祈りに答えて下さる。
最後に3つ目の大切なことは、主が語られたみことばを、ただ聞くだけでなく、信仰に固く結び付けなければなりません。(25、26節)
 湖を静められた時に主は、「なぜ、怖がるのか、信仰の薄い者たちだ。」(マタイ8章26節)と弟子たちを叱責された。たしかに弟子たちは、道中危機的な体験をした。しかし舟は、主が言われた(さあ、湖の向こう岸に渡ろう!)通りに向こう岸のガラサ地方に無事に着いた。
「その聞いたみことばも、彼らには益にはなりませんでした。みことばが、それを聞いた人たちに、信仰によって結び付けられなかったからです。」(ヘブル4章2節)

 ま と め
     ❶日々聖書(みことば)を読む(聞く)ことによって、歩むべき道を知ることが出来る。

     ❷主に祈り、願い求めれば閉ざされた道が開かれる。

     ❸聖書みことば)を土台とした信仰によって、安全かつ確かな道を歩むことが出来る。