「初めに神が」-万物の創造者- 創世記1章1節 2018年1月7日(日)港キリスト教会

「初めに神が」-万物の創造者- 創世記1章1節
 
 著名なアウグスチヌス(西暦400年代の神学者)は「世界は時間の中に創造されたのではなく、時間と同時に創造された。」と言った。天地創造の前は時間の概念はなかった。

「はじめに神が天と地を創造された。」のはじめとは、創造と同時における時間の始まりである。神とはヘブル語でエロヒームである。それは、恐れや畏敬という意味があり、このエロヒームは複数形ではあるが、決して神々の意味ではなく、三位一体の神である父・子・聖霊による天地創造である。あるいは複数形であることで唯一の神である方の尊厳や威厳を表すとの諸説がある。

 さらに、聖書に太文字で主と記されているのは「ヤーウエ」であり、それは存在する(being)という意味のハーヤー(「わたしは、『わたしはある』という者である」出エジプト記3章14節)から来ている。つまり「ヤーウエ」とは、時空を超え、永遠から存在される神の本来の名である。創造とはヘブル語でバーラーである。それは無から有を造るという意味だけに使われる言葉である。

 ですから、私たちクリスチャンは、天地万物を造られた神こそ、すべての王の王、主の主であり、全宇宙の中心であり、支配者であると告白する者である。

 今年もこの「はじめに」を大切にしましょう。それは年の初めだけではなく、週の初めに初代のクリスチャンたちが共に集まり、まことの神様を礼拝したように、私たちも週の初めに共に集まり、共に礼拝をささげ、天地万物の創造者をほめたたえましょう。また一日の始めには、神の言葉であるみことばに聞き、神様と語り合いましょう。そして、神様との深い交わりの中で、今日、明日、未来に生きるために必要なもの、必要な知恵やアドアイスをいただきましょう。もし問題の渦中にあるなら、共にいてくださる神様が助けてくださり、良い導きを下さると信じましょう。天地万物を造られた方に不可能はないのです。

 第一ボタンをかけ間違えれば服装は乱れます。まず、はじめに神様を第一にして行く生活リズム(信仰リズム)を今年も大切にしましょう!
「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加 
 えて与えられます。」(マタイ6章33節)