「世の終わりに備えよう」ルカ21章7-11、25−33節 要約 2018年6月3日(日)港キリスト教会

     「世の終わりに備えよう」ルカ21章7-11、25−33節

 主イエスは弟子たちに、世の終わりの前兆について教えられた。世の終わりには、国と国、民族と民族との戦争が頻発し、方々で大きな地震が起こり、疫病や飢饉が多発する。
 しかし、主は、これらは産みの苦しみの始まりに過ぎないと言われた。今日、世界中で起こっている世の終わりが近いのではと思われる自然災害や人的災害は始まりに過ぎない。
 将来、未曾有の天変地異が起こり、世界最終戦争勃発後にイエス・キリストの再臨がある。キリストの再臨には2つの説がある。空中再臨(患難前携挙と患難後携挙)と地上再臨である。
その日時は、だれも知らない。しかし、その時期は聖書から知ることができる。
 
 それは、中東和平条約が結ばれる時であり(ダニエル書9章27節)、それと同時に、世界は7年の患難時代に入る。その頃の世界は地中海沿岸を中心とした10の強国が誕生し(ダニエル7:19−24)、中東和平条約締結の仲介者が10カ国のリーダーとなり、やがて、彼は世界のリーダー(反キリスト)となり、世界の政治・経済・宗教を支配する。
 
 7年間の患難時代において、戦争によってもたらす世界不況、天変地異による疫病と飢饉などにより、人類の三分の一が死ぬ。
 そして、患難時代の3年半後に、一方的に和平条約が破棄されて大患難期に入る。
その終わりの時に、イスラエルにあるメギド(ハルマゲドン)の丘で、世界最終戦争が勃発する。
 その直後にキリストが、地上から携挙(患難前か患難後に?)された聖徒とともに、地上に降りてこられ、ご自身の権威によって世界をさばき、統治され、地上での千年王国の始まりとなる。その千年の終わりに、キリストの最後の審判により、サタンや悪霊たちは地獄に投げ入れられ、人々を天国と地獄に定められて、人類の歴史は終結する。

 では、クリスチャンは世の終わりにいかに備えれば良いのか。第1に、日々御言葉信仰にしっかりと立って歩む。「天地は消え去ります。しかし、わたしのことばは決して消え去ることがありません。」(マタイ24章35節) 
 第2は、日々の忠実な信仰生活。「愛するものたち。これらのことを待ち望んでいるのなら、しみも傷のない者として平安のうちに神に見出していいただけるように努力しなさい。」(ペテロ第二3章14節) 
 第3は、日々目を覚まして祈りの生活の継続。「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」(第一ペテロ4章7節)