「神をほめたたえよう(Ⅲ)」 −信仰の確信−  エペソ1章13−14節  2018年8月26日(日) 港

c 「神をほめたたえよう(Ⅲ)」 −信仰の確信−  エペソ1章13−14節  
 
 13、14節から信仰の確信を持つための大切なこととは何かを見ましょう。

 第1に救いの確信の土台は聖書にある。

 パウロは「真理のことば、あなたがたの救いの福音を聞いてそれを信じたことにより.......聖霊の証印が押され.......聖霊は御国を受け継ぐことのできる保証です。」と語っている。つまり、聖書に書かれていることを信じた結果救われる。なぜなら、聖書は絶対的な権威を持ち、さらに聖霊の保証がある。「聖書はすべて、神の霊感(霊)によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。」(第2テモテ3章16節) 
 
 第2の救いの確信の土台とは、キリストが十字架に架けられたという歴史的事実と救いの約束。

 イエス・キリストを信じて救われるとは、当時のローマの総督ポンテオ・ピラトによるイエスの十字架刑という歴史的事実と聖書の数々の約束に基づく。「キリスト・イエスの贖い(十字架の死)を通して、価なしに義と認められる(神の子とされる)からです。」(ローマ書3章24節)
 
 第3は聖霊を受けている。

「約束の聖霊によって証印を押されました。」(13節)この証印には所有権と保証という二つの意味がある。 ①所有権とは、主が、「わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っており、わたしのものは、わたしを知っています。」(ヨハネ10章14節)と言われたように、私たちは、羊のように迷いやすい者である。しかし、主は私の牧者で、いつも私たちを導き、守ってくださる。それは、主を信じる私たちに聖霊の証印(刻印:所有の印)が押されているからである。 次に②保証とは、わたし(神ご自身)のものであるという認証である。所有権だけでなく、特別なもの、あるいは大切なものとして保護してくださり、あらゆる侵害から守ってくださるという絶対的な保証である。次に「聖霊は私たちが御国に受け継ぐことの保証です。」(14節)この保証とは、手づけ金(約束手形)を意味し、イエスを信じた者には聖霊の保証(手づけ金)がある。それは、天国に行く確かな保証となる。

 第4は信仰の確信による心(感情)の変化が起こる。

 神を信じた結果、心に平安が与えられる。しかし、気分がすぐれないことがある。それでも、主はあなたを愛しておられる。病にかかって気持ちが落ち込む。しかし主は決して見放さず、見捨てられない。悩み苦しみの絶えないことがあっても、主の助けと励ましと慰めがある。
 先の見えない不安な人生であっても、主は先立って導いてくださる。誘惑に負けて罪を犯すことがあっても、真実を告白するなら赦される。感情に左右される信仰ではなく、みことばを土台とした信仰によって、神をほめたたえつつ、神とともに歩んでいきましょう!