「神の家族の特徴」エペソ2章18−22節 11月18日(日)港

    「神の家族の特徴」エペソ2章18−22節

 クリスチャンはこの地上にて2つの家族を持つ。1つは血肉の家族、もう1つは霊的家族(神の家族)である。では神の家族とはどのようなもの(特徴)か。

 第1の特徴は新しい親子関係にある。
親とは天のお父様であり、クリスチャンはすべて同じ霊の父を持つ。そして神の子どもは、霊の父が語られたみことば、すなわち聖書によって養育される。そして、みことばに聞き従うことと神の御旨を大切にする。
 
 神の家族の第2の特徴は互いに愛し合い、互いに赦し合う関係にある。
子なるイエス・キリストは「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。」(ヨハネ15章12節)と教えられた。
 さらにイエスは、赦し合うことも大切にするようにと命じられた。
パウロも、エペソ4章32節で「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。」と勧めている。愛し合うことと赦し合うことが人間関係において平和をもたらす最も良い手段であり秘訣である。
 イエス・キリストの贖罪(罪の身代わりによる十字架)にあずかっているクリスチャンは、この2つの大切な戒めを大切にして生きる者である。
 
 第3の神の家族の特徴は土台がしっかりしている。
パウロは、その土台とは使徒預言者であり、礎石はイエス・キリストであると論じた。
 使徒預言者によって神の福音が語られ、それを信じた人々によって教会が生まれた。今日も同様である。神のみことばが語られなければ救われる人も起こらず、新たなる教会は生まれない。つまり教会の土台に据えられるものとは福音に対する信仰告白である。教会は見える建物がどのようなものであるかよりも、まずクリスチャン一人一人の信仰告白がどのようなものであるかが問われる。

 さらにパウロは、使徒預言者という土台を支えるのがイエス・キリストという礎石であると語る。それらの土台を基として組み合わされた、つまり私たちクリスチャンが成長して行くことによって、さらにしっかりとした教会が建てられる。
 その目的は、福音宣教の拡大と救霊のためであり、神の御名があがめられるためである。それは神の家族の一員であるクリスチャン一人一人に託された光栄な使命である。